障害年金の申請手続
障害年金は、病気やけがの状態が重くても、自動的に支給されるものではありません。
ご本人やご家族が必要な書類をそろえ、年金事務所などへ提出し、審査を受ける必要があります。
一見すると、決められた書類を集めて提出するだけの手続に見えるかもしれません。
しかし実際には、初診日、年金の加入状況、請求する時期、現在の障害の状態などによって、必要となる書類や診断書の内容が変わります。
障害年金の申請では、単に書類をそろえるだけでなく、どのような内容で請求するのかを整理したうえで進めることが大切です。
障害年金の申請に必要となる主な書類
障害年金の申請では、主に次のような書類を使用します。
- 障害年金を請求するための年金請求書
- 医師が作成する診断書
- 初診日を確認するための書類
- 病気やけがの経過、生活や仕事の状況を記載する申立書
- 本人や家族関係、年金の受取先などを確認する書類
必要な書類は、障害基礎年金と障害厚生年金のどちらを請求するのか、配偶者や子がいるか、初診日を確認できるかなどによって異なります。
また、診断書にもいくつかの種類があり、病気や障害の内容に合ったものを使用する必要があります。
障害年金は書類全体をもとに審査されます
障害年金の申請では、医師が作成する診断書が重要な書類となります。
ただし、診断書だけで受給の可否や等級が決まるわけではありません。
初診日を確認する書類や、これまでの治療経過、日常生活、仕事の状況などを記載した申立書もあわせて審査されます。
審査する担当者が、ご本人の日常生活を直接見たり、詳しく話を聞いたりしたうえで判断するわけではありません。
そのため、ご本人やご家族にとっては当たり前になっている困りごとでも、書類に表れていなければ、審査する側には伝わりません。
また、診断書と申立書に記載された治療経過や生活状況が大きく異なっていると、実際の状態が正しく伝わらないことがあります。
書類の枚数をそろえることだけでなく、提出する書類全体から、同じ経過や生活の実態が伝わることが大切です。
請求方法によって診断書の時期が異なります
障害年金には、障害認定日当時の状態によって請求する方法と、その後に症状が重くなった現在の状態によって請求する方法があります。
請求方法によって、医師に作成してもらう診断書の時期や必要な書類が異なります。
詳しくは、[障害認定日・請求方法のページ]をご覧ください。
時間がたつと確認が難しくなることがあります
初診日が古い場合には、当時の病院が廃院していたり、カルテが残っていなかったりすることがあります。
過去の状態にさかのぼって請求する場合も、その当時の診療記録が残っていなければ、診断書を作成してもらえないことがあります。
障害年金を請求するかどうか迷っている間に、必要な記録がなくなってしまうこともあります。
すぐに申請するかどうかは別として、受診から長い年月がたっている方は、早めに相談しておくことをおすすめします。
ご自身で申請することもできます
障害年金は、ご本人やご家族が申請することもできます。
年金事務所などで説明を受けながら、手続を進める方もいらっしゃいます。
一方で、次のような場合は、専門的な判断が必要になることがあります。
- 病院を何度も変わっている
- 初診日がはっきりしない
- 長期間、通院していない時期がある
- 複数の病気やけがが関係している
- 現在も仕事をしている
- 過去の状態にさかのぼって請求したい
- 診断書に実際の状態が反映されているか不安がある
- 以前に申請して不支給になった
障害年金は、一度うまくいかなければ、同じ内容で何度も申請し直せばよいという手続ではありません。
最初に提出した診断書や申立書などの内容は、その後の判断にも影響します。請求の時期や進め方によっては、後から取り戻すことが難しくなる場合もあります。
そのため、初診日や請求方法に迷いがある場合、診断書に実際の状態が反映されているか不安がある場合には、最初の申請を行う前に専門家へ相談しておくことが大切です。
専門家へ依頼する意味は、書類を代わりに作成することだけではありません。
専門家へ依頼することで、ご本人やご家族の負担を減らし、提出までを円滑に進められた結果、受け取れる年金の総額に差が生じ、依頼費用を含めても早く進めた意味が大きくなる場合があります。
申請手続に不安がある方へ
障害年金の申請は、日常生活に支障を抱えているご本人にとって、大きな負担になることがあります。
医療機関への依頼や、これまでの経過を振り返ることが難しく、ご家族が代わって手続を進めているケースも少なくありません。
当センターでは、初回の電話相談または面談を無料で行っています。
まだ書類を用意していない段階でも、すでに申請を途中まで進めている場合でも構いません。
現在どのような状況にあり、何に困っているのかをお聞かせください。
ご本人が電話や外出をすることが難しい場合は、ご家族からのご相談もお受けしています。
まずはご相談ください
難しいかもしれないと思ったら、
一度状況をお聞かせください。
ご本人だけでなく、ご家族からのご相談もお受けしています。